■お口の中をみる事は怖い事ではありません。
お口の中をみるのは、虫歯になっていないか悪い所はないか調べるためなので、とても大切な事です。お口をみるのを忘れてしまうと、虫歯になって痛い思いをしなければなりませんから、虫歯にならないように定期的に歯医者さんにみてもらいましょう。

■次の3つがその理由です。
@きちんと噛めなくなるので、顎の発育が悪くなる。
乳歯の時期にはしっかりと噛むことによって、上下の顎がぐんぐん成長していく時期です。しっかり噛むことによって刺激が顎に伝わり、しっかりした筋肉や顎が出来上がっていきます。この時期に虫歯でしっかり噛めないと顎の発育が悪くなります。

 
A下から生えてくる永久歯のスペースがなくなってしまう。
大人の歯(永久歯)は乳歯によって導かれます。乳歯を早期に失うと、6才臼歯が手前に傾斜することによって続いて出てくる大人の歯の場所がなくなり、本来の正しい場所が分からず、勝手なところに出てきたりします。その結果、歯並びが悪くなるのです。
 
Bあとから生えてくる永久歯が虫歯になりやすい。
乳歯の時期に虫歯がいっぱいあると食習慣もお口の中も虫歯になりやすい状態になっています。その中にきれいな永久歯が出てきたらどうなるでしょう? きれいな永久歯もすぐ虫歯になってしまいます。永久歯が生える前に虫歯にならない環境を整えておくことが大事です。
写真は、せっかく永久歯が生えてきたのに虫歯になってしまった例です。
■規則正しい食生活がたいせつです。
口の中に甘い物や糖分を取り込むとミユータンス・レンサ球菌という細菌が口の中でたくさんの酸をつくりだします。その酸が歯の表面のエナメル質を脱灰し(歯の表面を溶かす)虫歯になります。間食が多い人は、口の中に糖分がはいっている時間が長く、唾液の緩衝作用(お口の中を中性に戻す作用)も働きにくくなるため、虫歯になる危険が高いのです。逆に間食を減らす事で唾液中に含まれるカルシウムやリン酸によって再石灰化が進み、小さな虫歯は唾液で修復できるようになりますので、虫歯になる危険が減ります。
※毎日歯磨きをしていても虫歯になってしまうのは、間食のとり方(甘いものやおやつの食べ方)に原因があることが多いのです。
■フッ素には歯を丈夫にする働きがあります。
フッ素は、ごく小さな虫歯であれば一度溶かしてしまった表面部分を修復して固める作用があります。フッ素は歯のエナメル質の表面のハイドロキシアパタイトと反応してフルオロアパタイトという強い層を作ります。フッ素を定期的に塗る事で硬いエナメル質を作り虫歯になりずらくします。フッ素を定期的に塗る事によって虫歯になるのを予防します。
フッ素は、生えたての永久歯に塗ると非常に効果的だといわれています。小学校1年生から6年生くらいまでの間は、新しい永久歯がどんどん生えてくる大事な時期です。生えたての永久歯を虫歯にしないためにも4〜6ヶ月に一度は定期的に歯医者さんでフッ素を塗ってもらいましょう。
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